2015年4月14日火曜日

【LIVE!】 真心ブラザーズ


アップするのをすっかり忘れていた。
2月に行ったライブです。

「Do Sing Tour with MB's」

01. 胸を張れ
02. 空にまいあがれ
03. 朝が来た!
04. Is this love(ボブ・マーリーのカバー)
05. splash
06. あいだにダイア
07. 消えない絵
08. 君がそばにいるだけで
09. この愛ははじまってもいない
10. 花のランランパワー
11. きいてる奴らがバカだから
12. 高い空
13. おぼろげな春
14. あいつが夢所からやってくる
15. I'M SO GREAT!
16. ENDLESS SUMER NUDE
17. 拝啓、ジョン・レノン
18. Song of You

(Encore)
19 スピード
20. RELAX~OPEN~ENJOY

(Encore 2)
21.ふりかけ

              2.21(土) 中野サンプラザ


アルバム「Do Sing」のツアー。
YO-KINGはあいかわらず絶好調。声が良いよやっぱり。
最近ボブ・マーリーのベスト盤をよく聴いてるので、
"Is this love"のカバーには驚いた。
ベストアクトは「きいてる奴らがバカだから」。

もう数え切れないほど東京でライブに行ってますが、
実は中野サンプラザって初めてのような気がする。
家から自転車で行ってみた。近かった。


2015年4月12日日曜日

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)


☆☆☆★★★     アレハンドロ・G・イニャリトゥ    2015年

いったいどうやって撮ってるんだろうね。
ほぼ全篇がワンカットに見えたけれど、もちろんそんなわけはない。
バーに入っていく場面でカメラはドアに寄っていって画面がブラック
になる瞬間とか、「あ、ここか」と思うのが3、4箇所あったものの、ほ
とんど切れ目は分からなかった。ヒッチコックの『ロープ』みたいに
分かり易くない(笑)。なんだかミシェル・ゴンドリーのあの不思議な
PVを思い出した。路上でドラム叩いてるのも一緒だし。

企みに満ちた映画である。映画の内容というよりも、その「企み」そ
のものがおもしろい映画というか。監督、撮影、音楽の3人はいず
れもメキシコ人とのこと。言われてみれば、ヨーロッパ的な洗練とも、
アメリカ的な手慣れた手練手管とも違う、いうなればラテンアメリカ
作家の「マジック・リアリズム」の土着的な偏執を感じる、といったら
あまりに「後付け」すぎるかな。

これは間違いなく「体感する映画」である。レンタルDVDではダメで
す。音楽が素晴らしいので、ぜひ劇場のど真ん中の席で観て下さ
い。音響的にその方がいいかと。

                                                            4.10(金) 角川シネマ新宿


2015年4月10日金曜日

幕が上がる


☆☆☆★★       本広克行       2015年

演劇に青春のすべてをかける女子高生たち。
私はももクロに関しては、どのコがどの色かもよく分からない
レベルだが、このタイミングで彼女たちを青春映画のヒロイン
にするというのは、まことに正しいと思う。恋愛を持ち込まず、
ひたすら演劇にフォーカスしているのも、潔くて良い。

主役はももクロの5人だが、重要度としてはほぼ主役と同等
であり、しかも演技の上でこの映画を支配しているのは、誰
が見ても黒木華である。元は「学生演劇の女王」と呼ばれた
役者だったが、演技の道を諦め、新任の美術教師として赴
任してきたという役柄を、実に見事に体現してみせた。素晴
らしい。私は感動に近いものをおぼえた。存在としてはもう
蒼井優とほぼ一緒である。
よく「村上春樹がもう一人いればなぁ。もっと新作が読めるの
に」というような言い方を聞くが、蒼井優は実際に二人いると
いうことと等価である。これは便利。
かつて舞台「南へ」で、蒼井優の「影」の役に黒木華をキャス
ティングしていた野田秀樹の慧眼はおそろしい。

私は青春映画には点が甘いという傾向があるのは自覚して
いるが、でもやっぱ観ていても気持ちがいいし、だいたい映
画はすべてある意味で青春映画であるべきだ、とも言えませ
んか。

                                                      4.9(木) 新宿バルト9


2015年4月9日木曜日

アイズ ワイド シャット


☆☆☆★★      スタンリー・キューブリック     1999年

こういう話だったとはね。
公開時、わたしは13歳の映画好きでも何でもないただの少年だった
のだが、この映画が話題だったのは覚えている。ニコール・キッドマン
とトム・クルーズによる「濃厚な」ベッドシーンばかりがフォーカスされ
ており、というよりそれしかフォーカスされていなかったので、今日に
至るまでなんとなく、ほぼベッドシーンのみで160分の映画なのかと
思っていた。全然違うじゃねーか!(当たり前か)

夜を彷徨して次々とイベントに出会うトム・クルーズはどことなくRPG
のキャラクターのようでもあり、セックスが成就しそうでいつも未遂に
終わる「寸止め感」は徐々に、いずれ決定的な破滅が訪れるのでは
ないかという予感に変わってゆく。私は観ながら『ローズマリーの赤
ちゃん』を想起した。
しかしキューブリックが大真面目で撮ったからよかったようなもんで、
これたとえばクリストファー・ノーランが撮ったらどうよ。デヴィッド・フィ
ンチャーが撮ったらどうよ。ちょっと噴飯ものになる気がしませんか。

題名は、「眼をおおきく閉じて」ぐらいの意味なのか?
これが遺作となったキューブリック。奇しくも最後の映画の最後のセ
リフが"Fuck."になるとは、思わなかったろう。それはそれでカッコい
いけど。

                                                                    4.4(土) 新文芸坐


2015年4月7日火曜日

フルメタル・ジャケット


☆☆☆★★★    スタンリー・キューブリック    1988年

キューブリックの2本立て。
文芸坐はほぼ満員の盛況である。そうなるのは予想できたので、
30分前に到着したのだが、もうけっこう並んでいた。

なんだか、とんでもない映画だった。
映画は前半と後半に分かれており、前半で描かれるのは海兵隊
の訓練の様子。『アメリカン・スナイパー』でもSEALSの徹底的な
シゴキをやっていたが、あれをもっとドギツく執拗に、観ているほう
がギリギリと胃を絞られるような感じに仕上げた感じといえば分か
り易いだろうか。鬼軍曹ハートマンのキャラがすさまじい。新兵たち
に圧倒的なまでの罵詈雑言を浴びせかけ、精神的に参らせる。

後半はベトナムの戦場に舞台を移す。たしかに前半ほどの特異な
輝きはないが、それでも音楽の使い方が素晴らしく、じゅうぶん満
足だった。サントラが欲しい。

                                                                  4.4(土) 新文芸坐


2015年4月5日日曜日

童年往事/時の流れ


☆☆☆         候孝賢        1988年

監督の自伝的要素のある作品とのこと。
少年時代からの、さほど派手とはいえないエピソードをつな
げていく淡々と穏やかな映画の「時の流れ」に、つい意識を
失ってしまいました。おかげで登場人物の関係もいまいち
分からないまま、映画が終わってしまい…。申し訳ないこと
をしました。よってこの点数は参考値です。

                                                 3.21(土) 早稲田松竹







<ツイート>
関係ないんだけど、村上さんのメールを毎日読んでるうちに、
だんだんと『ノルウェイの森』を読み返したい思いが高まって
きている。ニュースで火事の映像を見れば、小林書店の二階
で緑と火事を見物するシーンを思い出すし、水仙を見ると緑
に会いに行ったときに「道端で摘んできた」と冗談を言うワタ
ナベくんを思い出す。旭川と聞くとレイコさんが元気にしてる
かが気にかかるし、きゅうりを見ると、緑のお父さんに海苔で
巻いたきゅうりを食べさせるシーンを思い出すし、ビリヤード
を見るとキズキを思い出す始末。かくも世界は『ノルウェイの
森』的事物で満ちている! だから近々きっとまた読むと思い
ます。

2015年4月2日木曜日

恋恋風塵


☆☆☆★★        候孝賢       1989年

久しぶりに早稲田松竹。
なぜかホウ・シャオシェンの二本立て。なぜ今ホウ・シャオ
シェン特集なのかは分からないが、でも現にこうして「そそ
られて」観に行ったわけだから、早稲田松竹は良い。

台湾南部の田舎から台北に出てはたらき始めた幼馴染み
のふたり。いろいろな困難やトラブルに見舞われながらも、
まわりの友情にも助けられ、自然にふたりは付き合い始め
る。やがて将来を約束し合って男は兵役へ赴くのだが…。

まあ台湾が舞台というのが目新しいだけで、どこにでも転
がっているような話なのだが、なんだろうこの映画に満ちて
いる爽やかな、甘やかな、苦みとでもいえばいいのか。男
の子がカッコばっかり都会風になって成長が感じられない
のに対し、女の子がどんどん大人っぽくキレイになっていく
のが印象的。そういうもんですよね。良い映画だった。

                                                    3.21(土) 早稲田松竹