2025年8月17日日曜日

【LIVE!】 THE BACK HORN

 
  『KYO-MEIワンマンツアー』~Dear Moment~

 1. 親愛なるあなたへ
 2. Running Away
 3. Mayday
 4. 暗闇でダンスを
 5. 透明人間
 6. コワレモノ
 7. ジャンクワーカー
 8. カラス
 9. 修羅場
10. 光とシナジー
11. ヘッドフォンチルドレン
12. SUN GOES DOWN
13. 月夜のブルース
14. 最後に残るもの
15. 空、星、海の夜
16. グローリア
17. 戦う君よ
18. 太陽の花
19. コバルトブルー
20. タイムラプス

<Encore>
 1. 刃
 2. 明日世界が終わるとしても

<Encore2>
 1. 無限の荒野

       6.8(日) Zepp Shinjuku

つくづく「ちゃんと考えられたセットリスト」
という感じがする。20年近くもファンをやって
いても「もういいや」とならないのは、未だに
こういうライブをするからなんだよなー、など
と思いながら歌舞伎町を抜けて帰路につく。
「親愛なるあなたへ」が良いアルバムだったの
で「透明人間」「明日世界が終わるとしても」
なども盛り上がっていたし、ひさびさに聴く
「カラス」はいかにも「初期!」な音の少なさ
にあらためて驚嘆。

コマ劇場の雰囲気を残したまま造りかえられた
Zepp Shinjuku。妖しいバーカウンターがあっ
たりするのもご愛敬だし、ライブハウスとして
はなかなか良いのでは。



2025年8月14日木曜日

リアル・ペイン 〜心の旅〜

 
☆☆☆★★  ジェシー・アイゼンバーグ 2025年

監督・脚本・主演をこなすジェシー・アイゼ
ンバーグ、監督としては2作目。

ニューヨーク在住でWeb広告の仕事をしている
ジェシーと従兄のキーラン・カルキンは、自ら
のルーツであるポーランドで祖母の墓参りをす
るのに合わせて、ホロコーストのバス・ツアー
に参加する。周囲を戸惑わせながらも皆をハッ
とさせるようなことを言うキーランを半ば疎ま
しく感じながらも、羨ましくも感じてしまう…。

うまいですね、すべてが。
劇伴をすべてショパンのピアノ曲にしたのは鼻
につくが、それでもロードムービーにはつい点
が甘くなる。

ラストの空港におけるキーラン・カルキンの、
虚無を見つめるような目が忘れがたい。

                                          5.21(水) 早稲田松竹



2025年8月10日日曜日

I Like Movies


☆☆☆★★  チャンドラー・レヴァック 2025年

カナダの⽥舎町で暮らす映画が⽣きがいの
⾼校⽣。人付き合いが苦手だが、映画への
愛は誰にも負けないと自負しており、レン
タルビデオ屋で自信満々で働き始めた彼の
甘ったれた世間知らずと純粋な情熱が巻き
起こすオタク青春コメディ。
映画好きにはけっこうたまらないものがあ
り、なかなかおもしろかった。

                                              5.21(水) 早稲田松竹



2025年8月1日金曜日

【LIVE!】銀杏BOYZ/羊文学

 
 Toyosu PIT 10th ANNIVERSARY 銀杏BOYZ × 羊文学 ” じゃぽんVol.1 ”

羊文学
 1. Addiction
 2. 永遠のブルー
 3. 声
 4. tears
 5. 予感
 6. Burning
 7. 光るとき
 8. OOPARTS
 9. more than words
10. 祈り

銀杏BOYZ
 1. アーメン・ザーメン・メリーチェイン
 2. NO FUTURE NO CRY
 3. 大人全滅
 4. 夜王子と月の姫
 5. 漂流教室
 6. ナイトライダー
 7. 人間
 8. 夢で逢えたら
 9. BABY BABY
10. ぽあだむ

encore
11. 銀河鉄道の夜  w/ 塩塚モエカ
12. 少年少女

                                      5.9(金) 豊洲PIT

初めて聴いた羊文学はなかなかいい音して
いた。しかし1曲も知らずに臨むと、どれも
同じような曲に聴こえる。

峯田はアメリカ西海岸でのツアーを終えて
戻ってきたと言っていた。選曲はベスト盤
のような曲が並んでいてとても良いが、
せっかくの「夢で逢えたら」の途中で歌う
のをやめてどこかに行って、曲の終盤まで
戻ってこないのはいただけなかった。

ベストアクトは羊文学の塩塚と一緒にやった
「銀河鉄道の夜」。GOING STEADYバージョン
でライブで演奏するのは23年ぶりと言ってい
た。心にくいこんでくるような演奏だった。



2025年7月19日土曜日

【LIVE!】 ハンバート ハンバート

 
  TOUR 2025『寝ても覚めても』

 1. 一瞬の奇跡
 2. ある日の来客
 3. わたしは空っぽ
 4. 恋はこりごり
 5. 恋はいつでもいたいもの
 6. まなざし
 7. おうちに帰りたい
 8. あの日のままのぼくら
 9. 君を見つけた日
10. 寝ても覚めても
11. おなじ話
12. ふたつの星
13. 夜の火
14. In The Dark
15. ノアの方舟
16. トンネル
17. 虎
18. それでもともに歩いていく
19. 国語
20. メッセージ

<Encore>
1. うちのお母さん
2. ぼくのお日さま

                         4.11(金) LINE CUBE SHIBUYA


「寝ても覚めても」ツアーの追加公演にして
最終日。バンド編成と2人だけの日があった
ツアーだが、この日は2人だけ。
新しいアルバム"カーニバルの夢"は、初めて
聴くのになぜか昔から知っている曲のような、
不思議な曲が並んだアルバムだった。
アルバムが良いとツアーも良くなる。親密な
空気の流れる良いライブだった。
ベストアクトは「おうちに帰りたい」。

2025年7月14日月曜日

片思い世界

 
☆☆☆★   土井裕泰    2025年

当然こちらも。坂元裕二ですからね。

全員が朝ドラの主役を経験済みの三姉妹、
広瀬すず・杉咲花・清原果耶。三人がただ
きゃーきゃー言ってるだけで幸福な気持ち
になる。いちばん良かったのは…役柄もあ
るけど、杉咲花だった。
広瀬すずは近頃「受け」の芝居が多いよう
に思うが、どうしてもあの幼い顔で受けの
芝居をされると、若干こざかしい感じが出
てしまうのが否めない。

かと思えば横浜流星も小野花梨も出ていて、
よくまあ売れっ子をこんなに集められたと
感心するのだが、伊島空という役者がなか
なか強い印象を残した。感情を欠いたよう
なあの表情が忘れられない。

          4.8(火) ヒューマントラストシネマ渋谷



2025年7月8日火曜日

1ST KISS


☆☆☆★★   塚原あゆ子   2025年

えーもしもし、いつの話ですか?
と言われそうだが、3月に観た映画のことを
今さら書いています。

坂元裕二の脚本。おもしろかったです。
「私がタイムリープものを書くならこうです」
というのをしっかりと提示してきて、それ
がしっかりおもしろいのだから、やはりた
いしたものです。
最近Eテレの「マチスコープ」という番組で
見た上下に2つ出口があるトンネルと、これ
また最近行った上野の科学博物館にあるティ
ラノサウルスの骨の展示の辺りでデートし
ているカットがあったのが「お!」となり
ました。松たか子は笑わせてくれますな。

                                 3.23(日) TOHOシネマズ日比谷