2018年3月15日木曜日

陽のあたる坂道


☆☆☆     田坂具隆     1958年

2部構成、途中休憩を挟み、上映時間は3時間40分に
も及ぶ超大作映画。1958年は、日本人が最も映画を
観に行った年であり、まさに映画が娯楽の王様だった
時代だからこそ可能な映画だ。

石坂洋次郎の原作だし、「コクリコ坂から」みたいな
爽やかな青春映画かと思ったら、意外にも「華麗なる
一族」みたいな話だった。

『狂った果実』と同じ、石原裕次郎と北原三枝の主演。
北原三枝は、この家に家庭教師としてやって来るのだ
が、石原裕次郎は鼻持ちならない金持ちのひねくれた
息子を自然に(?)演じている。
とにかく長いので、飽きさせないよう工夫はされてい
るものの、それでもいかんせん長い。
「陽のあたる坂道」というタイトルも、いまひとつ意
味を摑みづらい。

                                             3.6(火) 新・文芸坐








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文春も朝日にのってきましたね。今度こそ奴の首を獲れ!




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