☆☆☆☆ クリストファー・ノーラン 2010年
いまさら観といてなんですが……す、すごかった!!
さながら脳をかき回されるような感じというか。ポック
ルがキメラアントに捕まって脳を直接いじくられてあっ、
あっ、と言いながら念能力のことを喋らされていたシー
ンを少し思い出した。
夢に入り込んで人間の潜在意識から何かを盗む、夢の中で
の時間が60分だとしても現実には5分しか経っていない。
ここまでならまあ発想できそうである。しかし、夢の中で
また夢に入り込んで、そうするとそこは元の世界より2段
階時間の流れが遅くなる、また複数人で共謀して一人の潜
在意識に入り込めて、"設計士"が設計した夢に誘い込むこ
ともできる。この辺になるとルール作りが複雑化してくる。
映画の中では1段階目に1人、2段階目に1人と目覚めさせる
役割の人間を置いておいて、どんどん深い階層に入り込ん
でいくからもうその交通整理だけで気が遠くなりそうだが、
これが手に汗にぎるサスペンスとして成立しているのだか
ら、まったくこのひとの頭はどうなってるんでしょうね。
クリストファー・ノーラン、おそろしい…。
2.23(金) 早稲田松竹
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