2019年11月18日月曜日

レイジング・ブル


☆☆☆★  マーティン・スコセッシ  1981年

名作の多いボクシング映画の中でも、とりわけ
有名な映画である。しかも全編ほぼモノクロと
きた。こりゃあいったいどんなキレキレの映像
と驚愕のストーリー展開が用意されているのか
と舌なめずりしていたが…。

観た方は知ってると思いますが、デ・ニーロは
やたらと疑り深い「嫉妬の塊」みたいな見てら
れない感じの男で、ちっともカッコよくない。
強すぎる猜疑心で妻も、信頼していた弟も失っ
ていく哀れな男である。まあボクシングは強い
のだが、終生のライバルであるエースとは勝っ
たり負けたり。観ているほうはずっと「宙吊り」
のような感じで、終始落ち着くことができない。
まあだいぶ予想と違う映画だった。
デ・ニーロの体重の増減でとても有名な映画で
もあり、たしかにあの体格の変わり方はすごい。

                                10.26(土) BSプレミアム


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