2023年1月18日水曜日

読書①

 
『セロニアス・モンクのいた風景』
村上春樹 編・訳  新潮社

うちにも2枚セロニアス・モンクのCDがあり、
それはもちろん『ポートレイト・イン・ジャ
ズ』の影響で買ったものだ。買ったはいいが、
リズムはへんてこだし和音も濁っていて気持
ちよくないということで、あまり聴いてこな
かった。
しかしモンクというひとはずいぶん興味深い
人物だったんですね。独自の音の世界を確固
として自分の中に持っていて、誰に何と言わ
れようと、それを曲げることがない。世代と
してはチャーリー・パーカーなんかと同じで、
マイルズ・デイビスよりも上なのである。
さっそく2枚のCDを何回も聞き直し、奇妙だ
がおもしろい音楽であると思い直したので、
またTSUTAYAでいくつもCDを借りてきて聴
いている。我ながら、相変わらず影響を受け
やすい。













『青の時代』
安西水丸 作   クレヴィス

作者が幼少期に過ごした千葉の千倉。
なんだか寂しい絵が多いようだが、そう
いう印象だったのだろう。
主人公の少年はじっと無表情な目で、ま
わりのおとなたちを観察している。

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