☆☆☆  アンドレイ・タルコフスキー 1977年
スタニスワフ・レム『ソラリス』はモロッコ
に行く飛行機で読んだのだったか。その時か
ら映画版も観たいと思っていたが、ようやく
名画座で捕獲。
「ソラリス」という惑星に滞在している宇宙
船の中に3人の研究者がいて、1人が自殺した
という報を受けて主人公が新たに赴任するも、
意思をもった惑星であるソラリスに幻覚を見
せられたりして、次第に狂っていくというス
トーリー。
嫌いなタルコフスキーの映画なので別に期待
はしてはいなかったが、「苦痛ではない」ぐ
らいの3時間弱だった。タルコフスキーにし
てはワンカットも短めだし、人物のクローズ
アップや切り返しなんかもあり、一見普通の
映画である。
映画を観た翌週に行った坂本龍一展で、教授
のタルコフスキーへの偏愛には驚かされた。
『async』は架空のタルコフスキー映画のサ
ウンドトラックというコンセプトであったし。
                                1.12(日) 新・文芸坐

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