☆☆☆☆ 濱口竜介 2015年
ついに観た、5時間17分。
13時に映画館に入って、1本の映画を観て
外に出たのは19時半でした(途中休憩が
2回ある)。
そして観ていないひとには信じられない
ことだと思いますが、映画が終わった時
「え、もう終わり?」と思ったのは、こ
れ噓いつわりのないことでございます。
そういう不思議な映画でした。
退屈なんて思う暇はまったくない、いつ
までも観ていたいような感覚。
神戸を舞台にした、4人の女性の友情を
めぐる物語なのだが、これは『ドライ
ブ・マイ・カー』とも『悪は存在しない』
ともまったく異なる映画である。強いて
言えば『偶然と想像』が近しいものを感
じさせるかもしれない。
9.15(日) 新文芸坐
