☆☆☆★★★ 宮崎駿 1984年
これまた久々の鑑賞。
何度観ようと、間を置こうと、すばらしい傑作であることは疑いない。
既に日本のアニメ映画の金字塔であり、古典である。
それを踏まえてのことだが、腐海と未来文明との関係はもう自明の事
として我々の中に消化・吸収されているため、本作を観ていると、その
自明のことをあらためて説明されているようなもどかしさすら覚えてしま
う。それはもう知ってるよ!という感じ。まさに倒錯。寓話としてすぐれて
いるからこそ、そういうことも起こるのか。
そしてあまりにもナウシカが「正しい」からだろうか、若干の説教臭さを
感じてしまったのも事実である。また数年後に観ると感想も違うのかも
しれないが。
6.2(土) STV
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