☆☆☆★★★ 園子温 2013年
★の1つは勢いであげちゃおう。や、オマケし過ぎかなー。
迷いどころだが、とまれ、園映画の新たな「女神」(と表記して
"ミューズ"とルビを振りたい)の誕生を寿ぐ意味でも、二階堂
ふみに捧げよう。乾杯。慈愛と酷薄と凶暴の女神。『ヒミズ』を
懐かしく思い出すほどの彼女の「脱皮ぶり」を抜きにしてこの
映画を語ることはできない。
詩的な要素は排除し、徹底的にばかばかしい方に振り切れた
本作、テンションは『愛のむきだし』に近い。
という歌を、映画館を出たひとがみな口ずさまずにはいられな
い程のばかばかしさなのである。
しかし、観たひとは分かるだろうがあの「お別れのキス」、たぶん
相当難しいよね。相手の口が血まみれなら、こちらもかなり出血
している気が。星野源が「まだ口の中しみる?」とか訊いてたが、
そんな程度で済むのだろうか。まあいいか。
10.11(金) シネマフロンティア札幌
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