2015年6月14日日曜日

さびしんぼう


☆☆☆★★       大林宣彦       1985年

「尾道三部作」の三作目である。
主演は富田靖子。主人公の尾美としのりは、しばしば「大林
の分身」となかば皮肉も込めて言われる。富田靖子は、主人
公の前に現れる「道化」と、主人公が憧れる可憐だが陰のあ
る他校の生徒の二役を演じる。
甘ったるいなーとは思うけれど、決して嫌いじゃない。臆面も
なくショパンの「別れの曲」を持って来る感じも、大林宣彦で
なければ許されないことなのだが、しょうがねぇなー、と思っ
てしまうのである。

                                                               5.26(火) DVD


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