立川談春 新春独演会「居残り佐平次」
『赤めだか』の余勢を駆って談春さんの落語を聴きに行く。
すぐ本物を聴けるというのが、東京ならではですなぁ…。
「居残り佐平次」は一文も持たずに遊郭でどんちゃん騒ぎ
し、金を払わないばかりか口八丁でうまいこと言って居座
り続けた挙句に、タバコや着物までもらって堂々と表から
帰った男の噺。もう爆笑につぐ爆笑であった。めちゃくちゃ
おもしろい。映画『幕末太陽傳』のベースとなった噺のひと
つでもある。
もうひとつは「紙入れ」という噺だった。いわゆる間男とお
かみさんの噺で、おもしろかったのだが、主人が不意に
帰って来てから間男が逃げ出すまでにあんなに時間があ
るものなのか。どうもかんぬきか何かで玄関を施錠してい
たようだけど、江戸時代の、主人の帰りを待つおかみさん
の行動として、それは普通なのかね。まあ治安の悪い地
域だったのかもしれないが。
1.11(水) 品川 クラブeX
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