2017年6月21日水曜日

赤線地帯


☆☆☆      溝口健二     1956年

劇中では、売春防止法が成立せずに2度流れ、みたび
国会で激論が交わされている様子がラジオから聞こえ
てくる。そんな時代の、いまは公認なのにもうすぐに
でも違法になるかもしれない赤線地帯で、絶望を抱え
ながらもたくましく生きる女たちの群像劇。

大阪から流れてきた京マチ子のはねっかえりぶりを仲
介業者が表現した「アプレのプレプレ」という言い回
しが素晴らしい。

画像はお店のナンバーワンですさまじい金の亡者を演
じた若尾文子。

                                           6.14(水) BSプレミアム


0 件のコメント:

コメントを投稿