グリーンブック
☆☆☆★★ ピーター・ファレリー 2019年
タフでガサツで家族思いの白人の用心棒と、繊細で
インテリの孤独な天才ピアニストの黒人。特に差別
が常態化していた南部へのコンサートツアーを敢行
したその珍道中(というよりはシリアスだが)を描
いた映画である。何年か前の『最強のふたり』を裏
返したような話だな、と思った。あちらもこちらも、
「実話を基にした話」。いまや世の中、3本に2本は
「実話を基にした」映画という気がしますな。
音楽とロードムービーは相性がいい。サンデーソン
グブックでかかるような曲のシャワーを浴びながら
進んでいく、若干苦い味のロードムービーはなかな
か渋かった。まあ作品賞も納得の手堅い映画である。
3.19(火) TOHOシネマズ新宿
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