2012年12月31日月曜日

ルビー・スパークス


☆☆☆  ジョナサン・デイトン ヴァレリー・ファリス   2012年

今年はこれで映画納めだ!
100本目! イマイチだった!

                                                          12.31(月) シネクイント


狐の呉れた赤ん坊


☆☆☆        丸根賛太郎       1945年

当時の大スター・阪東妻三郎がひろった子どもを演じるのは
当時7歳の津川雅彦。さすがに面影は無い。

あと1本!

                                                     12.30(日) BSプレミアム


有りがたうさん


☆☆☆★★          清水宏           1936年

上原謙。
こういう映画大好きだぜ。
山本晋也の解説がまた良い。

                                              12.30(日) BSプレミアム


2012年12月30日日曜日

東京五人男


☆☆☆        斎藤寅次郎       1945年

敗戦から3ヶ月の昭和20年11月にクランクインとのこと。
焼け野原の東京が圧倒的なリアリティをもって迫る。

五人男とは、古川緑波、横山エンタツ、花菱アチャコ、
石田一松、柳家権太楼。

風呂で古川ロッパが歌うシーンも楽しいが、「のんき節」も
良い。

あと3本。

                                                  12.29(土) BSプレミアム


いそしぎ


☆☆★★★       ヴィンセント・ミネリ      1965年

このへんの「文芸映画」的なやつは、いま観てもおもんないなー。
この映画も、教育だの自由だの、芸術だの愛だのやってるが、
結局はエリザベス・テイラーの豊満さだけしか頭に残らない。
※意見には個人差があります。

                                                         12.28(金) BSプレミアム


2012年12月29日土曜日

冬の読書②


『あの川のほとりで』
ジョン・アーヴィング 著    小竹由美子 訳     新潮社

長い小説を愛好する私としては、いつもお世話になっているミスタ・
アーヴィングの最新作。この作品の後、英語圏では"In One Person"
という作品が既に出版されたようだが、それは本邦未翻訳である由。

熊と間違えて父親の愛人をフライパンで撲り殺してしまった息子と、
当の父親が、タチの悪い保安官から北部アメリカ、そしてカナダと
逃げ続ける話を軸としながらも、当然そこに作家のイマジネーション
の尽きせぬ泉から溢れてきた、タフな木こり、料理、ベトナム戦争、
小説の書き方、ブッシュの政治、9.11などなど、様々な要素が思わ
ぬところから飛び出して来る。その「飛び出し」の楽しさが、アーヴィ
ングを読む楽しさのひとつであることは疑いなかろう。

アーヴィング作品としては【B+】か【A-】といったところか。小説として
質はもちろん高いが、アーヴィングとしては特別できが良いわけでも
ないような。

ちなみに今まで『また会う日まで』『未亡人の一年』以外は取りこぼし
なく長篇を読んできたが、大好きな【A+】評価の作品は『ホテル・ニュ
ーハンプシャー』。ちょっと落ちて【A】は『サイダーハウス・ルール』
『オウエンのために祈りを』『サーカスの息子』の3作。










『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』
町山智浩 著       文春文庫

相変わらずの「グロテスクなアメリカ」をえぐり出す刺激的なコラム集。
アーヴィングと並行して読んでいたのだが、何日かすると小説のエピ
ソードだったかこのコラムのエピソードだったか分からなくなってきた。

2012年12月28日金曜日

素晴らしき哉、人生!


☆☆☆★★★        フランク・キャプラ        1946年

名作とは聞いていたが、なるほど傑作。
アメリカではクリスマス時期に必ず放送されるらしいし、我が家では
クリスマスに必ずこの映画を観る、という文章も複数見た記憶があ
る(たしか和田誠とか)。それは良いかもしれん。
久しぶりに映画を観て泣いたぜ。

これで95本。あと5本!

                                                            12.23(日) BSプレミアム