2010年9月14日火曜日

ナチュラル・ボーン・キラーズ

☆☆☆        オリバー・ストーン   1994年

名作、と言われるけど私はいまひとつ肌に合わなかった「俺たちに
明日はない」を、より残酷に、よりサイケデリックに、より大げさにし
た上でそれを一度ズタズタに切り刻み、色んな映像を混ぜ合わせ
てぐちゃぐちゃのまま仕上げたような作品。自分はどうも、カップル
が道行く人を殺しながら逃避行するのがカッコいいと思えず、全然
ノレなかった。刑務所に入ってから、ちょっと面白くなってきたと思っ
たが、インチキタレントのインタビューのくだりが始まると、もうダメ
だった。サブリミナル的にインサートされる各種のイメージも、なん
だかだんだんうるさくなってくる。
脚本にタランティーノ先生が参加していて、なるほどそれっぽい話
だが、先生の監督作には到底及ばず。観ている最中から、「レザ
ボア・ドッグス」が観たくなって困った。

                                                           9.10(金)  Blu-ray

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