☆☆☆★★ 李相日 2010年
ひさびさに、「骨太な」という形容の似合う柄の大きい映画を観
た気がする。原作小説も吉田修一としては出色の出来だった
が、映画も良い。
妻夫木くんと深津絵里が惹かれあうのも無理がなかったし、柄
本明のどうしようもない悲哀、樹木希林の怒り、そして満島ひか
りのウザさ、すべてが有機的に映画に貢献していたように思う。
妻夫木くんがヘルスに通いつめて、いつも同じヘルス嬢と狭い
部屋でお弁当を食べてたエピソードは無かったね。あの話、わ
りあい印象に残ってたんだけど。二畳のスペースでヘルス嬢に
お弁当食べさせるって、かなり妄執めいていて良い。ま、私が
監督でも真っ先にカットすると思うが。
6.22(日) BS TBS
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