2014年8月14日木曜日

ほとりの朔子


☆☆☆★★         深田晃司       2014年


2本立て。
キネカ大森は前から気になっていた。セレクションがなかなか絶妙
なので、いつか行ってやろうと思っていた。新作映画と名画座の両
方をやっているらしく、名画座のほうは客席70ほど(たぶん)。今回
はギリギリ入れたが、次から時間に余裕をもって行かないと、大森
まで行って満席で入れないということもありうる。きっと悲しいだろう。

ほんとはこの後の映画が目当てだったのだが、二階堂ふみ主演の
この映画は拾い物というか、ずいぶん楽しませてくれて良かった。
テイストとしては、山下敦弘なんかのトボけた感じと、「川の底からこ
んにちは」の石井裕也の、ちょっと露悪的な際どいユーモアを併せ
たようで、けっこう独特である。監督・脚本・編集を自分でしていると
いうことで、久しぶりに良い感じのひとかもしれない、と思った。

二階堂ふみが受験に失敗した浪人生という役どころで、高校3年生
の男の子とかも出て来るのだが、二階堂先輩がどうにも肉感的とい
うかその成熟っぷりたるやいわゆる「ヤバい」というやつで、あんなコ
が予備校に居たら周りの男子はみんな大学落ちるだろうよ。

途中、ニセ浅田彰みたいな大学教授が出て来ておもしろかった。
しかもサイテーな奴っていう。あと想田和弘が出てたらしいんだけど
気付かなかった。どこに出てた?

                                                                8.13(火) キネカ大森


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