2016年1月20日水曜日

ブリッジ・オブ・スパイ


☆☆☆★★★     スティーブン・スピルバーグ    2016年

スター・ウォーズはまだ観てないが、スピルバーグの新作と聞
けば観ずにはいられない。御大はこのところ、『戦火の馬』『リン
カーン』と傑作を連打しているので絶好調なのだろう。本作も
柄の大きい傑作だった。シナリオも演出も技術も、すべて次元
が高く、どこに文句を言っていいのかわからない。あえて言え
ばトム・ハンクスを見飽きた、ということぐらいか。でもいい仕事
するからね、トムは。
ソ連のスパイ「アベル」を演じたマーク・ライランスの演技に酔い
しれる。共産世界の闇に消えた「アベル」はどうなってしまった
のか。

スピルバーグは『怒りの葡萄』を映画化してる、と聞いたんだけ
どなぁ。これの次か?

予告篇で黒沢清の次回作『クリーピー』が流れた。タイトルが出
なかったのでつい観てしまったが、どうやら久しぶりに本格的な
ホラーのようだ。楽しみである。

                                                    1.11(月) 新宿ピカデリー


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