ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
☆☆☆★★★ クエンティン・タランティーノ 2019年
快作である。いやー、おもしろかった。
上映時間は161分だが、体感時間は110分といっ
たところ。
近作の『ジャンゴ』と『ヘイトフル・エイト』
は「緊張と弛緩」に重点が置かれていて、そ
れはそれで見事なのだが、もうちょっと遊び
があってもいいのかな、という個人的な感想。
今回はいつもの「くだらなさ」が戻って来た
感じがある。
レオ様は翳りが見えて来た西部劇の俳優、ブ
ラピがそのスタントマン。これはブラピの方
がいわゆる「おいしい役」で、暇だからレオ
様の自宅のテレビアンテナを修理したりして
いるのは、正直かなりカッコいい。
1969年のハリウッドの人間模様を(かなり
忠実に)描きながら、その型にタランティー
ノらしい物語を注入している。
まあとにかく最高、必見である。
9.1(日) 新宿ピカデリー
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