☆☆☆★★★ 青山真治 2001年
バスジャック事件に巻き込まれ、たまたま
乗り合わせただけの乗客が目の前で射殺さ
れるのを見てしまった兄妹。兄(宮崎将)
の心はそこで壊れてしまったのだろう。
一方でなんとか持ちこたえた妹(宮崎あお
い)は、同じ事件で死の恐怖を味わったバ
ス運転手(役所広司)との共同生活の中で、
少しづつ再生への道を歩み始める。
監督・青山真治の代表作といえば、やはり
本作を措いてないだろう。ショットに漲る
緊張感がハンパではない。邦画ではあまり
感じたことのない映画としての「柄の大き
さ」があるし、上映時間217分という長い
長い旅だが、始まってしまえばスクリーン
に釘付けで、まったく苦痛を感じなかった。
と、初めて観たように書いているが、大学
2年生のいろいろと映画を観始めた頃に、
VHSで観ている。実に17年ぶりですな…。
ほとんどすべてを忘れていて、こんなに何
もかも忘れて果たして(以下同)
今回は「デジタル・マスター完全版」なる
ものを鑑賞。すばらしい体験だった。また
機会があったら映画館で観たいぐらいであ
る。
5.17(火) テアトル新宿
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