2010年9月5日日曜日

ブギーナイツ

☆☆☆        ポール・トーマス・アンダーソン   1997年


ひさびさに洋画が観たくなって借りてきた。
Paul Thomas Anderson(略してPTA)が今までに撮った5作の
うちの1本。寡作だが、大長篇が多いのがこの人の特徴。まあ
寡作といってもまだ40歳。もうすでに巨匠の感があるが。

本作は、類まれな巨根の持ち主である主人公の青年が、ポル
ノ映画界の巨匠にその才能(まあ一種の)を見出され、大成
功して栄華をきわめ、調子に乗り、思い上がってドラッグに
溺れ、転落して地に堕ちていく様を、ポルノ界の風変わりな
人物たちと80年代のヒット曲でいろどった一大群像劇。
期待して観たが、評点はあまりふるわず。理由は途中で眠く
なったから。たまに恐ろしく長い長回しが出てきてハッとす
るが、ストーリーの流れにどうも新しさが感じられなかった。
ただ、27歳でこれを撮ったPTAに才能があるというのは間違
いないだろうと思いながら観ていた。私は本作と、一番新し
い「There will be blood」を観ただけなので、残り3作ある。
楽しみはまだ残っているということだ。

                                                               9.3(金) DVD

1 件のコメント:

  1. PTAとは"Perfume To Anata"のことですよ。
    全国1億人のPerfumeファンに謝りたまへ。

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