☆☆☆ アルフレッド・ヒッチコック 1958年
ヒッチコックの最高傑作に推すひとも多い作品だが、えーと、
あんまりおもしろくなかった。
高所恐怖症の元警察官が、夫の依頼で、先祖の霊がとり
憑いて不審な行動をしているらしい人妻を尾行する、という
前半は申し分ない。ということはやはり、元警察官と人妻
が恋に落ちるというラブロマンスの要素が入ってきてから
途端に輝きが鈍ったみたいである。別にそういう作品があっ
てもいいが、最高傑作には推せない。もっと面白い作品に
は事欠かない気がする。
余談だが本作は「ダーティ・ハリー」以上の「サンフランシス
コが盛りだくさん映画」である。街を車で徘徊する人妻を尾
行するもんだから、もうサンフランシスコのあらゆる坂が出
て来たんじゃないかというぐらいの紹介っぷりだった。人妻
はゴールデンゲートブリッジのたもとで溺れそうになるし。
12.9(木) BS-2
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