内田樹 著 角川文庫
2冊目の著書、とたしか書いてあったので、いまでは「無数」
にある彼の著作のなかでは最初期ということになる。最近
文庫に入った、のかな。おおかたは名物ブログからのセレ
クションだが、最後にわりと長い「漱石論」みたいなものが
書き下ろしで収録されている。「大人になる」とはどういうこ
とか、「虞美人草」と「こころ」をもとに、明治期における「成
熟」をからめて考察するもので、けっこうおもしろかった。
一緒に『レヴィナスと愛の現象学』も買ってみたが、こっちは
えらいむずかしそうだな。
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