☆☆☆★★★ 岩井俊二 1995年
う~む。観終わって俺は唸ったね。
これが長篇映画デビューとは恐れ入る、というぐらい巧い。
大学院のとき、研究室を抜け出して名画座で観て以来、
久しぶりに観たけど(通算すると4度目ぐらい)、今回がい
ちばんおもしろかった。
冒頭の雪上に寝ている中山美穂の横顔から、起き上がった
彼女をとらえながらのズームバックでそのまま小樽の街が見
えるところまで長回しなんていうのはもう、「摑み」として非常
にオシャレなんじゃないでしょうか。随所にキラリと光る工夫
が凝らされていて、恋愛映画はたいていかったるいと思って
いる筆者だが、まったく長さを感じない。
12.10(火) BSプレミアム
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