☆☆☆★★ マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット 2016年
見逃していたので、正月に放送してくれてちょうどよかった。
無人島に漂着した男。
こう聞いただけで、いくつかの物語が思い浮かぶと思う。
私は「ロビンソン・クルーソー」「夏の朝の成層圏」「キャ
スト・アウェイ」ぐらいか。その伝統ある物語の領域に、新
たにスタジオジブリから殴り込みをかけてきたわけである。
本作のオリジナリティは、島から脱出するために筏を組んで
洋上に出ると、なぜか巨大な赤い亀に妨害されるというとこ
ろだろう。なにせ喋らないから何を考えているのか定かでは
ないが、のちの行動から鑑みるに、主人公には島から脱出し
て欲しくなかったということか。
無人島で困るのは何といっても食料だろう。いくら木の実が
獲れたって、きっと1ヶ月も食い続けたら飽きる。「夏の朝
の成層圏」も、いかにたんぱく質を摂取するかという部分に
注力していたように思う。今作のように、あんなに簡単に銛
で突いて魚を獲れるのはちょっとおかしい。
1.22(月) 日テレ
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