2019年1月16日水曜日

ビリー・ザ・キッド/21才の生涯 特別版


☆☆☆★   サム・ペキンパー   1973年

ペキンパーは手放しで好きと言えるほどファンでも
ないのだが、この映画はたしか黒沢清がオールタイ
ムベスト10本に挙げていたと記憶している。

ビリーは無法者であり、腕のいいガンマンである。
一方でかつては同じ無法者だった盟友パット・ギャ
レットが保安官となり、ビリーを追跡し、追い詰め
ていくという話である。
ボブ・ディランが音楽を全面的に担当していて、し
ばしばディランの拗ねた男の子のような歌声が荒野
の映像にかぶさる。のみならず、ディランはわりと
重要な役で出演もしている。演技するボブ・ディラ
ンを他で見られるのだろうか。たぶん相当貴重だろ
う。
ペキンパーお得意の殺戮シーンもあるにはあるが、
どちらかといえば堅実なつくりに思えた。

                                      1.12(土) BSプレミアム


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