ベスト5 <旧作>
続いて旧作。
1. インセプション C. ノーラン 2010年
2. ポーラX L. カラックス 1999年
3. バリー・リンドン S. キューブリック 1976年
4. さんかく 吉田恵輔 2010年
5. ばしゃ馬さんとビッグマウス 吉田恵輔 2013年
次点. レオン L. ベッソン 1995年
<講評>
『インセプション』は5年に1本の大傑作映画だと
思う。C.ノーランは『ダークナイト』が無くても、
これ1本で映画史に残る。
『ポーラX』は観た者の心に引っ掻き傷を残さずに
おかない異形のフィルム。なんだか呪いのビデオ
みたいですが…。
キューブリックは『バリー・リンドン』でいった
い何を描きたかったのか。ただの口のうまいチン
ピラがのし上がり、没落していく様、というだけ
ではあの美術、音楽、カメラワークへの異常なま
での執着は説明できないように思う。
吉田恵輔の2本はキネカ大森で観て、このひとなら
この先どんな映画だって巧く撮れるだろうと思っ
た。素晴らしい監督。
『レオン』は、別にのめり込んだわけではないの
だけど、ジャン・レノの狂気から最後のスティン
グに至るまで、かなりキレイに「決まった…」と
いう気持ち良さがあった。
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