4.24(日) HBC
2011年4月27日水曜日
2011年4月26日火曜日
鉄道員 [ぽっぽや]
☆☆☆ 降旗康男 1999年
これってそんなに良い映画かなぁ。ただ淡々と流れていくだけで、
「文体」にあまり惹かれなかった。いつも言ってる気がするが、
「ひっかかり」の無い映画って、あまり存在価値が無いと思ってい
て、この映画には「ひっかかり」があまり感じられなかったというわ
けです。ただ淡々と物語が進んでいって、終わってしまった。そう
いう印象。
しかし、また女優の話ですが、この時期の広末は手がつけられな
いぐらいの可愛さ。今でも可愛いけどね。キャンドル・ジュン…。
この映画にも出演されていますが、スーちゃんが亡くなってしまう
なんて、あまりに唐突なことで驚いています。私は七十年代最高
のアイドルはキャンディーズだと固く信じていますし、もしその時代
に少年時代を送っていたら完全にキャンディーズ狂いだったと思
います。それにしても、いろんな人の追悼のコメントから、こんな
にも人柄の良さが伝わってくる人って居ない気がします。ランちゃ
んとミキちゃんの弔辞全文を始業前に読んでしまい、思わず職場
で泣きそうになってしまいました…。スーちゃんのご冥福をお祈り
いたします。
4.10(日) BSプレミアム
これってそんなに良い映画かなぁ。ただ淡々と流れていくだけで、
「文体」にあまり惹かれなかった。いつも言ってる気がするが、
「ひっかかり」の無い映画って、あまり存在価値が無いと思ってい
て、この映画には「ひっかかり」があまり感じられなかったというわ
けです。ただ淡々と物語が進んでいって、終わってしまった。そう
いう印象。
しかし、また女優の話ですが、この時期の広末は手がつけられな
いぐらいの可愛さ。今でも可愛いけどね。キャンドル・ジュン…。
この映画にも出演されていますが、スーちゃんが亡くなってしまう
なんて、あまりに唐突なことで驚いています。私は七十年代最高
のアイドルはキャンディーズだと固く信じていますし、もしその時代
に少年時代を送っていたら完全にキャンディーズ狂いだったと思
います。それにしても、いろんな人の追悼のコメントから、こんな
にも人柄の良さが伝わってくる人って居ない気がします。ランちゃ
んとミキちゃんの弔辞全文を始業前に読んでしまい、思わず職場
で泣きそうになってしまいました…。スーちゃんのご冥福をお祈り
いたします。
4.10(日) BSプレミアム
2011年4月25日月曜日
最近やっつけた本
インド夜想曲
アントニオ・タブッキ 著 須賀敦子 訳 白水uブックス
ボンベイ、マドラス、ゴアと南インドを舞台に、失踪した友人を探し歩く
男を主人公にした奇妙な味わいの話。去年インドに旅行したばかりな
ので、そしてボンベイには二泊したので、そのとき目にした光景なんか
を懐かしくを思い出しながら読んだ。
主人公は一応居るものの、なんだか影が薄く、どちらかというと旅先で
出会うさまざまな人たち、そしてインドそのものを描くことに専念してい
るようだ。バスの待合所で畸形の男に占いをしてもらう場面が強く印象
に残る。
インド独特の空気がよく出ている小説だと思う。
読後、NHKの「わたしの世界遺産」という番組を見ていたら、「世界遺産
を舞台にしたおすすめの小説」として豊崎由美さんがこの本を紹介され
ていた。
これも同期が貸してくれたもの。けっこう良いとこ突いてくるので、すぐ読
んでしまう。
闊歩する漱石
丸谷才一 著 講談社文庫
御大による初期漱石論。『吾輩は猫である』『坊つちやん』『三四郎』を称
揚する一方で、後期の『こゝろ』『明暗』などを「初期の漱石にみなぎつて
ゐた祝祭的文学観は失はれて、じつに不景気なことになつてしまつた」と
バツサリである。さすがは御大といふ感じ。
私はダントツで『坊つちやん』、次が『猫』、『それから』をはさんで『三四郎』
の順で好きなので、初期が好きといふことにならう。私が中学生だったら、
本書を通してあらためて見えた漱石とその作品について、春休みの宿題
の読書感想文を書きたいところだが、社会人となってしまった今、春休み
など無いのであった。
読書感想文といへば、とても苦労して、忍耐に忍耐を重ねて『猫』を読み
通したことを思ひ出す。そして当然なんにもおもしろくなかった。あれが中
学3年(?)か。思へば遠く来たもんだ。海援隊ぢゃないよ。
アントニオ・タブッキ 著 須賀敦子 訳 白水uブックス
ボンベイ、マドラス、ゴアと南インドを舞台に、失踪した友人を探し歩く
男を主人公にした奇妙な味わいの話。去年インドに旅行したばかりな
ので、そしてボンベイには二泊したので、そのとき目にした光景なんか
を懐かしくを思い出しながら読んだ。
主人公は一応居るものの、なんだか影が薄く、どちらかというと旅先で
出会うさまざまな人たち、そしてインドそのものを描くことに専念してい
るようだ。バスの待合所で畸形の男に占いをしてもらう場面が強く印象
に残る。
インド独特の空気がよく出ている小説だと思う。
読後、NHKの「わたしの世界遺産」という番組を見ていたら、「世界遺産
を舞台にしたおすすめの小説」として豊崎由美さんがこの本を紹介され
ていた。
これも同期が貸してくれたもの。けっこう良いとこ突いてくるので、すぐ読
んでしまう。
闊歩する漱石
丸谷才一 著 講談社文庫
御大による初期漱石論。『吾輩は猫である』『坊つちやん』『三四郎』を称
揚する一方で、後期の『こゝろ』『明暗』などを「初期の漱石にみなぎつて
ゐた祝祭的文学観は失はれて、じつに不景気なことになつてしまつた」と
バツサリである。さすがは御大といふ感じ。
私はダントツで『坊つちやん』、次が『猫』、『それから』をはさんで『三四郎』
の順で好きなので、初期が好きといふことにならう。私が中学生だったら、
本書を通してあらためて見えた漱石とその作品について、春休みの宿題
の読書感想文を書きたいところだが、社会人となってしまった今、春休み
など無いのであった。
読書感想文といへば、とても苦労して、忍耐に忍耐を重ねて『猫』を読み
通したことを思ひ出す。そして当然なんにもおもしろくなかった。あれが中
学3年(?)か。思へば遠く来たもんだ。海援隊ぢゃないよ。
2011年4月24日日曜日
なくもんか
☆☆☆★ 水田伸生 2009年
阿部サダヲがすべてだろうね。阿部サダヲの芸を楽しむ
ための映画であると私は受け取った。そして前半は予想
以上におもしろかった。それだけに、後半の失速ぶりが
残念ですね。
4.6(水) STV
阿部サダヲがすべてだろうね。阿部サダヲの芸を楽しむ
ための映画であると私は受け取った。そして前半は予想
以上におもしろかった。それだけに、後半の失速ぶりが
残念ですね。
4.6(水) STV
2011年4月23日土曜日
二十四の瞳
デジタル・リマスター版
☆☆☆☆ 木下恵介 1954年
観るのは三度目。
何度観ようとも、最後の大石先生の歓迎会の場面で目から
水分が出るのを抑えられない。
私の最も好きな女優・高峰秀子の出演作の中でも、代表作
と呼んでおそらく誰からも異論の出ない、傑作中の傑作であ
る。「完璧な映画」というイメージからは程遠いかもしれないが、
圧倒的な力技で「もっていかれる」感が非常に強い。こんなの、
そりゃあ泣くだろ、というやつである。
高峰さんは去年、亡くなってしまった。子役時代から、時には
年に8本というすさまじいペースで映画に出演し続け、1979年
にすっぱりと潔く女優業をやめてからも、今度はその文才を
活かして数多くの潔いエッセイを書いた。カラッとした性格が
そのまま反映されたおもしろい文章を書くひとで、『わたしの
渡世日記』などは私はかなり愛読したクチである。文春文庫
に入っている。
4.5(火) BSプレミアム
☆☆☆☆ 木下恵介 1954年
観るのは三度目。
何度観ようとも、最後の大石先生の歓迎会の場面で目から
水分が出るのを抑えられない。
私の最も好きな女優・高峰秀子の出演作の中でも、代表作
と呼んでおそらく誰からも異論の出ない、傑作中の傑作であ
る。「完璧な映画」というイメージからは程遠いかもしれないが、
圧倒的な力技で「もっていかれる」感が非常に強い。こんなの、
そりゃあ泣くだろ、というやつである。
高峰さんは去年、亡くなってしまった。子役時代から、時には
年に8本というすさまじいペースで映画に出演し続け、1979年
にすっぱりと潔く女優業をやめてからも、今度はその文才を
活かして数多くの潔いエッセイを書いた。カラッとした性格が
そのまま反映されたおもしろい文章を書くひとで、『わたしの
渡世日記』などは私はかなり愛読したクチである。文春文庫
に入っている。
4.5(火) BSプレミアム
2011年4月17日日曜日
東京物語
デジタル・リマスター版
☆☆☆☆ 小津安二郎 1953年
観るのは二度目。
一度目は、映画を熱心に観るようになって間もない頃、早稲田
松竹(たしか初めて行った)で、「麥秋」と本作の二本立てだった。
当時は大学二年生だったわけだが、ご多分に漏れず、あまり
面白いとは思わなかった。「ふーん。で、どうしたの」という感じ
だった。
いま「東京物語」を観て、こんなにも胸が騒ぐのは、一体どういう
わけなのだろう。そのざわつきは、原節子の「私、ズルいんです」
という有名な場面で頂点に達するわけだが、観終わっても、そし
て数日が経過しても、理由はわからずじまいである。
大学のときから何百本か映画を観て、私自身が「映画に求めるも
の」が相当変遷してきたというのは、ひとつの事実ではあるだろう。
では私は映画に何を求めるのか。わからないねー、さっぱり。
4.4(月) BSプレミアム
☆☆☆☆ 小津安二郎 1953年
観るのは二度目。
一度目は、映画を熱心に観るようになって間もない頃、早稲田
松竹(たしか初めて行った)で、「麥秋」と本作の二本立てだった。
当時は大学二年生だったわけだが、ご多分に漏れず、あまり
面白いとは思わなかった。「ふーん。で、どうしたの」という感じ
だった。
いま「東京物語」を観て、こんなにも胸が騒ぐのは、一体どういう
わけなのだろう。そのざわつきは、原節子の「私、ズルいんです」
という有名な場面で頂点に達するわけだが、観終わっても、そし
て数日が経過しても、理由はわからずじまいである。
大学のときから何百本か映画を観て、私自身が「映画に求めるも
の」が相当変遷してきたというのは、ひとつの事実ではあるだろう。
では私は映画に何を求めるのか。わからないねー、さっぱり。
4.4(月) BSプレミアム
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