2011年6月7日火曜日

ブラック・スワン

☆☆☆      ダーレン・アロノフスキー    2011年

話題作だもんで、ストーリーが漏れ聞こえてきてましたが、ざっと
おさらいすると、才能は認められているものの、いまひとつ自分
の殻を破れないでいる(と評価されている)バレエダンサー、演じ
るはナタリー・ポートマン。「白鳥の湖」の主役に抜擢され、白鳥
と「ブラック・スワン」両方を演じなくてはならない重圧と、周囲の
ねたみと、舞台監督の度重なる執拗なセクハラで、だんだん頭
がおかしくなっていく、という題材じたいは、最高にわたしの好み
である。
ホラー要素もあると聞き及んでいましたので、けっこう期待したの
であるが、いやいや「痛い」描写はべつにホラーじゃないだろ。
親に爪切ってもらうシーンとかマジで痛そうで「ひえー」だったけど、
それはあなた、誰だって「共感する力」があるんだから(by ルソー)、
そうなるよ。心理的に追い詰められる「怖さ」はほとんど無かった。

                                       5.21(土) ワーナーマイカルシネマズ釧路


0 件のコメント:

コメントを投稿