ヘルマン・ヘッセ 著 松永美穂 訳 光文社古典新訳文庫
とうぜん再読…と言いたいところだが、実は初めて読んだ。
…ヘッセいいよ、ヘッセ。
読書感想文で『デミアン』を読んで以来のヘッセ先生。
ほんとに良い文章で、さくさく読めた。一読、なんてことない、
癖のない普通の文章なんだけど、読んでて気持いいのは
やっぱりヘッセがうまいのか。
翻訳でも、ヘッセの文章が美しいのは十分伝わってくる気
がいたしましたよ。
しかし…かわいそうだね、ギーベンラートくん。もうちょっと
気楽に生きれなかったものか。
ヘッセ先生(この呼び方はじめて)いいよね。
返信削除大好きー!
『シッダールタ』を仕事の合間に夢中で読んで(移動中など)、興奮のあまり変なテンションになったことを思い出しました。
で、今寝る前に『メルヒェン』読もうと思ったら、見当たりません(TT)きっとどこかの鞄の中だなあ…。どうしようこの気持ち。その中にタイトル忘れたけど、先の震災の様子を思い起こすような物語が入っていて、どこかの平和で美しい国に大地震が来る話なんだけれどね、読み進めると、わあ…とになりました。物語の力はすごいや。
ひさびさに「あぁ、よかった…」と余韻を噛み締め
返信削除たくなる小説でした。好きな魚釣りをするハンスの
描写とか、退学になって帰って来た息子とどう接し
ていいかわからないギーベンラート氏とか…切ない
ですなー。
ヘッセ先生、他もあたってみるわ。
『デミアン』もう1回読みたいね。