2015年1月17日土曜日

君よ憤怒の河を渉れ


☆☆☆★        佐藤純彌       1976年

無実の容疑をかけられた健さんが逃げ回りながら事件の
真相に迫っていくサスペンス。筋書はかなりむちゃくちゃで、
突っ込みどころは『インターステラー』をはるかに上回り200
箇所ぐらいはあったと思うが、その荒唐無稽さも、一度受け
入れてしまえば苦笑しながら楽しめる。ヒロインの中野良子
も、最初は全然可愛いと思わないけど、だんだんと見慣れ
てくる。

冒頭、赤文字で毒々しく大書されたタイトルの「憤怒」の部分
に、ご丁寧にも「ふんど」とルビが振ってあったのには思わず
ずっこける。どうも原作と映画版の違いを出すために、映画
版ではそう読ませているらしい。でも正直、かっこ悪いよな。

                                                             1.15(木) BS日テレ


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