2015年3月23日月曜日

フォックスキャッチャー


☆☆☆★        ベネット・ミラー      2015年

この映画から何か教訓を導くとすれば
「世の中には頭のおかしい人もいるから、そういう人には近付くな」
ということだろうか。まあ映画は別に教訓を得るために観るわけ
ではないが。

レスリング兄弟と、そのスポンサーになるジョン・デュポンという
奇妙な富豪の話である。静かな狂気とでもいえそうなものが常
に画面に漂っていて、不気味な映画である。
同じ格闘技でも、ボクシングはあんなに「映画映え」するのに、
レスリングという競技はどうも…。レスリング従事者には申し訳な
いけれど、そもそもルールが分からないのは私の勉強不足とし
ても、まず半裸の男が絡み合ってる画というのは、どう見てもうる
わしくない。すいません。

ジョン・デュポンを演じたスティーヴ・カレルというひとが、もともと
コメディのイメージの強いひとだそうで、わたしはよく知らんので
「なんと鼻のデカい、表情の無い役者だ」と思ってたら、付け鼻
だし一世一代の演技だったらしい。すまん。

                                                          3.7(土) 新宿ピカデリー


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