☆☆☆★★ 白石和彌 2016年
もう1コ★をあげようか迷うのだが…。
あげないことにした。でもこの点数プラス★半分はあると
思っていい。
ストップモーション → スーパーインポーズは『仁義なき戦
い』へのオマージュとしては好ましいが、ただそれ以上の
ものではないという感じ。もうひと工夫あれば。目に入って
くる映画評では、同じく深作・菅原の『県警対組織暴力』に
言及するひとが多い。やはり事前に観ておくべきだったか。
瀧内公美の役は謎めいた色っぽさで、綾野剛がクラッとき
ちゃうのはわかるんだが、役としては意味不明。何のため
に存在したのか。最後に落ちぶれた綾野剛を蔑んだ目で
見るため? 別に要らないんじゃないか。
ピエール瀧がホステスのおっぱいで基礎的なことを説明す
るのは『TOKYO TRIBE』への目配せか? YOUNG DAIS
も出てるし。
綾野剛のキレっぷりは割とサマになってはいるが、もうひと
つ凄みが足りないというか、まだやっぱり可愛い成分が多
いよね。でも結末を考えれば、『アウトレイジ』みたいな本職
さながらの凄みはむしろ要らないのか。
いろいろ書いたが、娯楽映画としてたいへん秀逸でした。
7.15(金) 新宿バルト9
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