カサブランカ
☆☆☆★★ マイケル・カーティス 1942年
モロッコに行くにあたり、それこそ10年以上
ぶりに再見した。
当時、大学生のわたしにはこの表立たないダ
ンディズムは理解できなかったのか、ぜんぜ
んおもしろくなかった記憶しかないのだが、
今観ると意外におもしろい。
ボガートはちょっとウジウジしている時間が
長いので損をしている気もする。ピアニスト
のサムとイングリッド・バーグマンの会話が
泣かせる。
モロッコらしい、狭い道の両側に店が建ち並
んだ中をひとが行き交う風景は、申し訳程度
2シーンぐらいしか出て来ない。モロッコ人
にいたってはひとりたりとも出て来ないとは
四方田センセの指摘である。まあ結局これは
徹頭徹尾ハリウッド映画なのだ。
11.18(日) BSプレミアム
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