2018年12月29日土曜日

カリートの道


☆☆☆★  ブライアン・デ・パルマ 1994年

デ・パルマの美学というのがなんとなく身に
染みてきた4作目。あくまで私が観た4作目で
あって、制作順ではない。

アル・パチーノを主演に迎え、闇社会から足
を洗う決意をしたマフィアが、本人の意思と
は逆に、色々な不運も手伝って結局はまた終
わりなき暴力の連鎖の中に引きずり込まれて
いくという話。でも、初っ端からチンピラを
皆殺しにしちゃって、あれで司法の手が伸び
て来ないのが不思議なんだが。

秀作『アンタッチャブル』からは6年、この
フィルムの次に手掛けるのは『ミッション・
インポッシブル』となる。ハッとさせられる
カットもあるにはあるが、全体的にテンポが
よくないように感じる。
ラストも、うーん。アイツいつになったら出
て来るんだろう、ずいぶん遅いなーと思って
たら…。普通もうちょっと早く落とし前付け
に来るだろうよ。

ショーン・ペン名前あったけど、全然出て来
ないなー、と思ったら! あの映画史に残り
そうな珍妙な髪型はいったいどうして生み出
されたのか…。

                             12.19(水) BSプレミアム


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