2018年12月25日火曜日

レオン


☆☆☆★★★  リュック・ベッソン  1995年

ちょっと甘いかな。映画も甘ければ採点も甘い、
と言われそうだが、その甘さもひっくるめて、
実に愛すべき映画だと思う。
ジャン・レノとナタリー・ポートマンのファッ
ション、唐突にやってくる圧倒的な暴力、孤独
な者どうしの心のふれあい…。ここには非凡な
もの、凡庸なもの、奇をてらったもの、素直な
もの、荒唐無稽なものが、いかにもさりげなく、
しかしわざとらしく雑多に混在しているように
思う。

しかしジャン・レノを殺しの腕は第一級だが字
も読めない心根の優しい殺し屋にキャスティン
グしたひとのキャスティングの腕こそ、まさに
第一級である。あ、でも『サブウェイ』のジャ
ン・レノも狂っててよかったから、アテ書きな
のかな。そしてナタリー・ポートマンのあの目
つき。にらまれたら二晩うなされたっておかし
くない。

                                      12.11(火) BSプレミアム


0 件のコメント:

コメントを投稿