レオン
☆☆☆★★★ リュック・ベッソン 1995年
ちょっと甘いかな。映画も甘ければ採点も甘い、
と言われそうだが、その甘さもひっくるめて、
実に愛すべき映画だと思う。
ジャン・レノとナタリー・ポートマンのファッ
ション、唐突にやってくる圧倒的な暴力、孤独
な者どうしの心のふれあい…。ここには非凡な
もの、凡庸なもの、奇をてらったもの、素直な
もの、荒唐無稽なものが、いかにもさりげなく、
しかしわざとらしく雑多に混在しているように
思う。
しかしジャン・レノを殺しの腕は第一級だが字
も読めない心根の優しい殺し屋にキャスティン
グしたひとのキャスティングの腕こそ、まさに
第一級である。あ、でも『サブウェイ』のジャ
ン・レノも狂っててよかったから、アテ書きな
のかな。そしてナタリー・ポートマンのあの目
つき。にらまれたら二晩うなされたっておかし
くない。
12.11(火) BSプレミアム
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