春の戯れ
☆☆☆★ 山本嘉次郎 1949年
今年最初の名画座は池袋の文芸坐にて、
「高峰秀子が愛した12本の映画」。
生前に、養女である斎藤明美がなにげな
く聞いた「お気に入りの映画」をもとに
構成しているとのこと。
朝10時の回に行くと、260もある客席は
爺さまたちで満員。没後10年でもまった
く衰えることのない高峰秀子の人気をあ
らためて感じた。
主演は高峰と宇野重吉(若い!)。
船乗りに憧れる青年を宇野が演じるが、
例によってその夢を最終的には支援する
ために「耐える女・忍ぶ女」を高峰が演
じるといういつもの構図。しかし越後屋
さんという自己破壊的にひとの良い金持
ちのじいさんが出て来ることで、ちょっ
と明るい雰囲気の映画になっている。
あんたはいいひとやなー。
1.11(土) 新文芸坐
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