☆☆☆★★ ダリウス・マーダー 2021年
メタルバンドのドラマーの耳が聞こえなく
なるという話で、私も歩きながらウォーク
マンで音楽を聴くのが大きな楽しみだった
りするので、ひとごとではない感じで観る。
バンドといってもドラムのルーベンと恋人
のルーの2人組で、トレーラーハウスでアメ
リカ各地を巡りながらライブに明け暮れて
いる。しかしある日、ルーベンの耳がほと
んど聞こえなくなってしまう。
本作はアカデミー音響賞を得ており、この
あたりの「歪んで聞こえる」とか「キンキ
ンうるさくて言葉が分からない」とか、そ
ういう表現にもちろん音響的な工夫が凝ら
されている。それほど革新的に新しい感じ
もしなかったが。
医師から回復の見込みはないと告げられた
ルーベンは自暴自棄に陥るが、ルーに勧め
られ、聾者の支援コミュニティへの参加を
決意する。ここの親父(ポール・レイシー)
がまた非常にシブくて良い味を出していて、
深い印象を残す。
10.13(水) ヒューマントラストシネマ渋谷
100本達成! 今年はまだまだ観るぜ。
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