☆☆☆★ 山崎エマ 2024年
今年の映画納め。
年の瀬の銀座は人でごった返していたが、平日
だったためか、客席の入りは1/3にも満たない
ほど。
1年間、世田谷区の小学校に密着してカメラを
まわしている。教室や運動場だけでなく、職員
室にも多くの時間を割いており、先生たちの模
索や苦悩を写し取っている。自分が小学生だっ
た時代とは何もかもが違うようで、しかしよく
よく考えれば違わないようで…。違わないこと
としては、「男子はアホ」ということだろうか。
ゆうたろう、可愛いですね。
こういう映画はやはり特にカメラマンのセンス
が大いに問われる。何を撮り、何を撮らないの
か。運動会のシーンでスタートから少しパンは
するが、ゴール地点まで振らずに止めたカット
を見てそう思った。一度きりの瞬間で何を撮る
のか、選択の連続だろう。
全体としては、もう少しおもしろくなりそうな
気がした。具体的にどうすれば、というのは分
からずに言っているが、そんな気がしたのであ
る。
12.25(水) シネスイッチ銀座