2011年2月23日水曜日

カメレオン

☆☆☆★      阪本順治      2008年

最近は民放のBSを録画して観るのを楽しみとしている。
今まで知らなかったのだが、EPGをよく見ると、わざわざ
借りて観はしないような、でもちょっと観たい気はしてい
た映画をけっこうやっている。レンタルビデオ屋では選ば
ないけども、やってるなら観ようか、というぐらいの。

本作もまさにそんな感じの作品。もともと松田優作にアテ
書きされていた丸山昇一の脚本(「カメレオン座の男」)が
あり、松田の急死でお蔵入りしていたそのホンを、藤原
竜也の主演でよみがえらせたもの。らしい。全部観た後
で知った。
けっこう楽しく観たのだが、そう言われてみると、松田優作
の方がもっと「すごみ」が出て良かったんじゃないかという
気になってくる。いくつも死線をくぐり抜けてきた元傭兵で、
いまはケチな詐欺で稼いでいるが、本気で戦えば恐ろしく
強いという役柄なので、藤原竜也じゃあ、うーん、という感
じはたしかにある。いかんせん死人が相手だから藤原竜也
もツライな。

                                                2.5(土) BS JAPAN

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