2012年11月11日日曜日

秋の読書

秋になり、減退気味だった読書欲が多少回復してきている
気がする。本を読みたくなる一番の動機はやはり、面白い
本に出会うことですね。

『トリュフォーの手紙』

山田宏一 著    平凡社

ひさびさに「読み終わるのが惜しい」本だった。
ゴダールとトリュフォーの美しい友情……。
もっとトリュフォーの映画を観よう。

若かりし頃、「映画好きなら当然観てるでしょ圧力」に押される
ままに、あまりおもしろくはないなと思いながら何十本もヌーヴェ
ル・ヴァーグの映画を観ていた(私のような)ひとに、本書は是非
おすすめしたい。映画に全てを捧げ尽くし、なおかつ自分の映
画の主演女優に恋し続ける、そんな人生もあるんですなぁ。
やっぱフランス人っていうのが画になるよね。









『人は成熟するにつれて若くなる』

ヘルマン・ヘッセ 著  岡田朝雄 訳   草思社文庫

全篇を通して「老いる」ことを主題にしたヘッセ先生の随筆が
延々と…。読むのになかなか苦労した。



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