2012年11月27日火曜日

鍵泥棒のメソッド


☆☆☆★★★       内田けんじ        2012年

絶好調ですなぁ、内田監督。
開巻からエンドロールまで、ひたすらに「愉快じゃ愉快じゃ。
苦しゅうない」と楽しんでいるだけでいい。そういう映画である。
誰かを(身体的に/精神的に)傷つけなくとも、またきわどい
描写などなくとも、良い映画は作れるんだ、と今更ながら目か
ら鱗が落ちる思い。文化庁の補助金なんかもらってほんとうに
良い映画が作れるのかよ、と『天地明察』の感想で若干バカ
にしたニュアンスを込めて書いたのであるが、どうやら私が間
違っていたようだ。文化庁の補助金をもらっても、良い映画は
作れるのです!

広末は、一瞬ミスキャストか、と思わせておいて、実はけっこ
ういい。なにせ可愛い(結局そこか)。

                               11.22(木) ワーナーマイカルシネマズ釧路


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