2013年3月14日木曜日

ハブと拳骨


☆☆☆★        中井庸友        2008年

宮﨑あおいが出ていること以外、何の予備知識もなく観たのだ
が、沖縄を舞台にした、ひとつの家族とヤクザの世界をめぐる
話だった。時代設定は、けっこう前なのかな。沖縄返還の前か。

ソーキそば屋を切り盛りするのは母(石田えり)と娘(宮﨑あおい)。
もう2人息子がいて、一人はヤクザの末端として、キャバレーの用
心棒をしており、もうひとりは、三線を手に歌って金をもらったりし
ながらフラフラしている。平穏なようでいて、暴力と隣り合わせの危
うい生活は、ある事件をきっかけとして、突如として取り返しのつか
ない事態にまで至ってしまう。簡単にいうと、ヤクザとは関わってこ
なかった弟のほうが、そっちの世界に入りたがり、危ないマネをして
案の定しくじり、兄がその尻拭いをすることになる。それも命をもって。

なんか、どっかで一度見たような「既視感」が拭えない展開なんだよ
ね。どれ、とは言えないんだけど。劇中、本州のことを「やまと」と言っ
ていたが、ほんとにそう言っていたのだろうか。

あおいさんは沖縄でも可愛い。「妹」役って意外と無いんじゃないか。
こんな妹いたら、全力で可愛がるわ。なので★ひとつ増量。

                                                                            3.7(木)  HBC


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