『知と愛』
ヘルマン・ヘッセ 著 高橋健二 訳 新潮文庫
ナルチスとゴルトムント。
ヘッセ先生は相変わらず、忘れがたい人物をひとりづつ私たちに
植樹をするように植えつけていきますね。
こういう、平易な文章で読みやすくて、話としてもおもしろいんだけど、
中をよくよく覗くと、深く深く底知れぬ世界が広がっている、というの
は小説としてのひとつの理想形だと思います。
それにしてもゴルトムント、おまえってやつは…。でも居るよね、こう
いうひと。
『マイ仏教』
みうらじゅん 著 新潮新書
読む前から尊敬はしていたけど、みうらじゅん流の現代を生き延びる
「サバイバル術」という側面もある本書を読めば、きみもきっとみうら
ワールドの住人になれるよ! なりたくないひとは読まなくていいです。
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