2013年7月9日火曜日

ちかごろの読了本①

『知と愛』
ヘルマン・ヘッセ 著   高橋健二 訳   新潮文庫

ナルチスとゴルトムント。
ヘッセ先生は相変わらず、忘れがたい人物をひとりづつ私たちに
植樹をするように植えつけていきますね。
こういう、平易な文章で読みやすくて、話としてもおもしろいんだけど、
中をよくよく覗くと、深く深く底知れぬ世界が広がっている、というの
は小説としてのひとつの理想形だと思います。

それにしてもゴルトムント、おまえってやつは…。でも居るよね、こう
いうひと。











『マイ仏教』
みうらじゅん 著    新潮新書

読む前から尊敬はしていたけど、みうらじゅん流の現代を生き延びる
「サバイバル術」という側面もある本書を読めば、きみもきっとみうら
ワールドの住人になれるよ! なりたくないひとは読まなくていいです。


0 件のコメント:

コメントを投稿