☆☆☆★ ロバート・レッドフォード 1980年
ロバート・レッドフォード初監督作にして、高い評価を
受けた名作、と聞いていますよ。アカデミー作品賞をふ
くむ4部門を受賞。スタートとしては破格ですねぇ。
平穏な暮らしを営んでいた4人家族が、長男の事故死を
きっかけとして、少しづつ歯車が狂い始める。カウンセ
ラーが重要な役割を果たすので、「グッド・ウィル・ハ
ンティング」を思い出すひとも多かろう。
過度にセンセーションを起こさない淡々とした演出は、
いくら名優といえどもそれだけで出来るものではあるま
い。独特の嗅覚を備えていたということだろう。しかし
それほど慎重に、大切に演出するのが「家族が崩壊して
いく様をリアルに描く映画」というのが、以前からだけ
ど私には引っ掛かるのである。どうも観ていて良い気が
しない。それがリアルで克明であればあるほど…。
失恋とか挫折とかだったら別になんとも思わないのだが、
なんでだろう。あるいは私の深層心理に関わるのかもし
れない。
11.24(金) BSプレミアム
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