シェーン
☆☆☆★★ ジョージ・スティーヴンス 1953年
西部劇の名作といわれている。いわれとりゃーす。
村上春樹も何かで言及していたし、内田樹もこの
フィルムで長々と評論を書いていたように思うが、
観ていなかったのでよく分からなかった。
流れ者のガンマンを主役とした実にオーソドック
スな展開である。観ながら高倉健主演の『唐獅子
牡丹』のような東映やくざ映画を想起せずにいら
れなかった。
いくぶん変わった要素としてあるのは、シェーン
が滞在する家の子どもが、その実力を敏感に感じ
取り、「きっとすごいひとに違いない」というこ
とで憧れを抱く、その子どもの視点からこのフィ
ルムが構成されている点か。
あと、物語の中盤までシェーンは拳銃を抜かない
のだが、抜いた時の轟音がすさまじい。音響効果
さんがボリューム間違ったのかと思うほどである。
8.11(土) BSプレミアム
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