戦艦ポチョムキン
☆☆☆ セルゲイ・エイゼンシュテイン 1925年
映画好きなら名前は知っているこの1本。
94年前の映画でありながら、いまだ映画史に燦然と
輝く金字塔である。
腐った肉のスープに激怒した水兵たちの反乱、とい
うと『ストライキ』と同じような話だと言えるかも
しれない。しかし反乱を主導した人物が死んで、戦
艦ポチョムキンがどこかの岸に碇泊してからが、意
外に長い。
モンタージュ理論をわがものとしたエイゼンシュテ
インの才気が爆発したのがこのフィルム、なんだっ
てさ。オデッサの階段での虐殺シーン、特に乳母車
が階段を転がっていくシークエンスは、デ・パルマ
の『アンタッチャブル』に引用されたりしている。
でも、いま観てそんなにおもしろいかというと…。
まあ、「観た」ということが大事である。
2.1(金) 早稲田松竹
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