2019年2月28日木曜日

東京流れ者


☆☆☆    鈴木清順    1966年

ヤクザから足を洗おうとした男が、様々な妨害に
遭い、しがらみに絡めとられて、結局は裏社会に
引きずり戻されるというプロットは、ごくありき
たりなものである。東映ヤクザ映画の王道だし、
最近観たデ・パルマの『カリートの道』も同じ話
だった。
それを敢えてハチャメチャな無軌道映画にしてい
るのが鈴木清順の演出だろう。もうロジックなど
完全に無視で、とりあえず渡哲也の「見せ場」が
優先されている。唖然とさせられる展開の連続に
はついて行きかねた。

                                     2.20(水) BSプレミアム


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