2019年2月11日月曜日

ストライキ


☆☆☆  セルゲイ・エイゼンシュテイン  1925年

改装を経た早稲田松竹でエイゼンシュテイン2本立て。
まずは長篇デビュー作の『ストライキ』。もちろんサ
イレント映画。

タイトルに偽りなく、虐げられ搾取されている労働者
がストライキによる抗議行動を起こし、それが大規模
な騒乱となるが、やがて権力の側から鎮圧されるとい
う話である。

エイゼンシュテインといえば現代の映画編集の基礎と
なっている"モンタージュ理論"…とのことです。私も
よく知らんのだが…。まあやはり、そういう編集がも
はや当たり前になった映画を浴びて育っているので、
当時どういう所が斬新だったのかは、いまいち分から
ない。牛の屠殺と人間の銃殺をカットバックさせてい
るシーンとか、ああいうやつのことなのか。そう、騒
乱は「鎮圧」というより「皆殺し」にされて終わるの
である。ある意味では鎮圧だが、すさまじい終わり方
だ。あれでは働き手がいなくなるのでは…。

94年前のソヴィエトの人たち、みんないい面構えをし
ている。

                                                 2.1(金) 早稲田松竹


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